1-2 電気使用に伴うCO2排出量
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電気消費に伴うCO2 排出量は、(電気の年間使用量)×(電気のCO2 排出係数)で算定します。
電気の年間使用量は、毎月の電気料金支払い時の使用量の1 年分を合計します。
電気のCO2 排出係数は、火力発電、水力発電、風力発電、原子力発電などの発電方式
の比率によって異なります。従って電力会社ごとにCO2 排出係数が異なります。
また毎年発電比率が変化しますのでCO2 排出係数も変化します。
電気事業者は前年度のCO2 排出係数を経済産業省と環境省に報告し、公表します。
環境省は報告された発電事業者の報告データを基に、CO2 排出係数を算出し、結果を
「電気事業者別排出係数(特定排出者の温室効果ガス排出量算定用)」として公表してい
ます。ここには、大手電力会社のCO2 排出係数のほか、民間の風力発電会社や太陽光
発電会社のCO2 排出係数も掲載されています。
令和7年3月18日に公開された令和5年度データのURL はhttps://policies.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/files/calc/r07_denki_coefficient.pdf
令和5 年度の大手電力会社のCO2 排出係数を表に示します。 (単位:t-CO2 /kwh)
CO2 排出量計算には調整後排出係数を使います。
全国平均の調整後CO2 排出係数を用いて排出量を計算することも可能です。
令和5 年度以降のCO2 排出係数を電力会社が公開している場合は、最新データを使用することもできます。
最近は民間企業から電気を購入することができます。そのような場合は、購入電気毎に購入量比率を掛け、合計して、電気消費に伴うCO2 排出量を算出します。